☆新型コロナと労働相談活動☆

新型コロナは日常生活を一変させた。

コロナ感染が拡大するなか当然ながらコロナ関連の相談が増えた。

 

①公共施設が閉鎖されそのとばっちりで施設内の売店での仕事を失ったとか、

②コロナでの営業不振を理由に自主退職を求められたとか、

③緊急事態宣言をうけての休業は不可抗力であるとして休業手当が支払われないとか、

④メンタルで病気休職中であったが、復職時がコロナ騒ぎとぶつかり復職を拒否されたとか....

 

コロナの影響が及んだのは相談内容だけではない。

外出自粛、感染リスクが高い3密(密閉・密集・密接)回避の影響は労働相談カフェの活動にも制約を加えている。

 

労働相談カフェの売りは、①社労士によるカフェでの気楽な労働相談、②ユニオンによる団体交渉での迅速な解決である。

 

ほっとユニオンでは、相談者に対しても、使用者に対しても、直接相手の顔を見ながら話しを聴くことを基本としている。

直接顔を見ながら会話をすることで生ずる信頼関係を大切にしているからである。

 

しかし、3密回避の要請により、対面での労働相談、対面での使用者との交渉など対面での活動が困難となった。

接触機会の削減のためには対面での活動を必要最小限のものに絞る必要がある。

 

電話での相談活動に重点を移さざを得ない状況である。

緊急事態宣言は延長される見通しである。

コロナ終息まで長丁場になりそうだ。

工夫しながら上手にやり過ごす以外ない。(直井)