☆組合員はお客か仲間か☆

解雇案件であったが、団体交渉が使用者からの予期せぬ反撃(解雇予告除外認定の決定)に逢い不調に終わり、その直後その後の対応について話し合いをしているとき、相談者の発した一言に唖然とし返す言葉を失ったことがある。

「私の支払ったお金が無駄になった」という一言である。

 

ほっとユニオンは組合加入時に1年分の通常組合費(月1000円、年12,000円))を納めてもらっています。

彼女の不満は支払った料金に見合った成果が得られなかったということらしい。

相談者の期待に応えられなかったことは申し訳ないと思いつつ、何かが食い違っている、何だか変だと感じた。

 

ほっとユニオンが加入時に相談者にする約束は、使用者を交渉の場に引き出し、主張すべきことは明確に主張し決して泣き寝入りはさせないということです。具体的な成果まで約束する訳ではありません。

使用者の理不尽な取り扱いに対し、労働者個人では難しい異議申立てを相談者と一緒になって行うことがユニオンの社会的な役割だと考えています。

 

ほっとユニオンは、加入した組合員はお客ではなく、一緒に考え一緒に闘う仲間であると考えています。(直井)