ユニオンへの加入をコストパフォーマンスの観点から決める利用者は少なくないと思われます。
ユニオンは無料だ。すくなくとも弁護士への相談料、委任料より遙かに費用がかからない。だからユニオンを選択すると。
これに対して次のように答えたい。
確かに、ユニオンを利益をあげることを目的とする営利企業ではありません。
でも、ユニオンは無料でありません。
ユニオンは公的機関と異なり税金で維持されている訳ではありません。弁護士事務所の維持・活動に費用がかかるようにユニオンもその維持・活動には費用がかかります。
その費用を賄うために組合員に組合費という形で費用負担をお願いしています。
ほっとユニオンは、月1,000円の通常組合費と紛争解決時に組合の交渉によって得た解決金の2割を納めてもらう特別組合費によって運営しています。
これを適正な負担と考えるか否かは人により異なると思います。
使用者の無理難題に対して泣き寝入りしないで、使用者に主張すべきことは主張するという強い意思がなければ、ユニオン加入はおすすめしません。
ユニオンはトラブルを抱えた労働者と一緒になって考え、行動するために共助の組織です。(直井)
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